エクスペンダブルズ - 99点 ◎

アクション映画史上、最高傑作の完成!(俺的に)

自らを「消耗品(Expendable)」と呼び、業界最強を誇る精鋭部隊「エクスペンダブルズ」。ギャラは高いが仕事は確実。そんな最強軍団に舞い込んだ次なる依頼は、南米の島国・ヴィレーナの軍事政権を牛耳るガルザ将軍の抹殺。ミッション攻略のため、事前調査で現地入りしたバーニー(S・スタローン)とクリスマス(J・ステイサム)は、反政府運動を指揮する女性闘士・サンドラの案内で島を観察するが、敵襲に遭い、銃撃戦に巻き込まれてしまう。辛くも敵を撃滅したバーニー達は、この依頼の裏にCIAの陰謀を嗅ぎ付ける。「理不尽な仕事はしない」がポリシーであるエクスペンダブルスは仕事を断ることにするが、現地で一人戦うサンドラが忘れられないバーニーは、仲間の反対を押し切って単身ヴィレーナに向うことを決意。決戦当日、飛行機に乗り込んだ彼を待ち構えていたのはエクスペンタブルズのフルメンバー達!「一人で行かせられるわけねーだろ!」。笑顔で死地に向かう男達の戦いが、今始まる!

映画「ランボー最後の戦場」で、戦いのリアリティーを追求したシルヴェスター・スタローン監督がまたしてもぶちカマしてくれました。しかも、今回は「ランボー」のようにストイックな内容ではなく、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リーなど主役級の豪華キャスティングによる、サービス満点の痛快エンターテインメント!スカッと観るのにちょうど良い上映時間(103分)も相まって、実にに楽しい時間を過ごせます。

*以下、ネタバレあり

この映画の魅力が、リアルな戦闘描写なのは言わずもがなで、大口径の銃で撃たれた人間の人体破壊描写(上半身が吹っ飛んだり、肉片が飛び散ったりする表現)は「ランボー」時の迫力そのままに、今回は近接戦闘でも見所満載!ナイフで腕を切り落とす、胸元から喉笛までグイッと切り裂く、腕や首を強引にへし折るなどの、自主規制ゼロな残虐表現の数々に圧倒されまくり!まるで本物の戦いを目撃しているような高揚感に、アドレナリン出っぱなしでした。

特に今作はジェイソン・ステイサムのアクションが抜群で、マーシャルアーツの身のこなしや、拳銃やナイフ(彼の場合は忍者の武器であるクナイ)の扱い方に惚れ惚れしてしまいました。トランスポーターシリーズでみせるような一風変わったアクションも面白いですが、私は断然こっちの方が好みです。しかも、ジェイソン兄貴らしからぬ”女のことでグダグダいう男”というキャラ設定も新鮮でした。

もちろん、スタローンも負けてません。銃撃戦、肉弾戦を問わず、年齢を全く感じさせない動きのキレはもはやそれだけで感動的だし、J・ステイサムと競い合う拳銃(コルトS.A.A.カスタムという銃らしい)の早打ちも超クイック。ナイフ捌きなんかはメンバー中一番エグくてシビレました。

他にも、ジェット・リーのクンフーアクション、ドルフ・ラングレンの極真空手仕込みの動き、総合格闘家ランディ・クートゥア&WWFの元スター選手・スティーヴ・オースティンによる肉弾戦、元NFL選手テリー・クルーズの大口径の銃(AA-12という銃らしい)による人体破壊などなど!手に汗握るアクションの超メガ盛り!

とどめには、水陸両用飛行艇「アルバトロス号」によるアクロバティックな空対地攻撃や、ガルザ将軍邸の破壊などのド派手な爆破シーンも用意されていて、お腹一杯の大満足!監督は「アクション映画史上の最高傑作を作る!」という意気込みでこの映画をつくられたそうですが、いやはや、本当に史上最高のアクション映画が完成したと思います。

さらに、この映画にはコメディー要素もチョロチョロ入れてあって、激しい戦闘シーンの箸休めとして効いてます。カメオ出演するアーノルド・シュワルツェネッガーとの面白い会話や、女にフラれて落ち込むJ・ステイサムとスタローンのガールズトークならぬ”ボーイズトーク”など、チーム男子的な腐女子マーケットへの目配せがスタローンにあるとは思いませんが、とっても面白かった(笑)

最後に着地させる「人は食うためだけに生きるにあらず!」っていうシンプルなメッセージもイイですね。こういうのは生半可な人物が言ったら寒くなるけど、スタローンが言えば超納得。胸にグッときてハートが熱くなりました。それにもう1つの「男たるもの、こうあれ!」っていうメッセージもイイね。「女を泣かすヤツ、ましてや女を殴るヤツはブッ殺して良し!!」って最高じゃん(笑)ボコボコにされたアイツにはわるいけど、超スカッとしました。こういうカタルシスをちゃーんと用意してくれるスタローン師匠、ホントにもう最高としか言えませんね(笑)

ということで、ちょっとテンション上がり過ぎて勢い余り気味に「99点!」とかつけてますが、とにかく映画「エクスペンダブルス」は超×1億オススメです!!!

P.S.
ちなみに、グロ表現が苦手な方にとっては「0点」なので、ご注意を(^^;

<キャスティング>
バーニー・ロス:シルヴェスター・スタローン
リー・クリスマス:ジェイソン・ステイサム
イン・ヤン:ジェット・リー
ガナー・ジェンセン:ドルフ・ラングレン
ヘイル・シーザー:テリー・クルーズ
トール・ロード:ランディ・クートゥア
ダン・ペイン:スティーブ・オースティン
モンロー:エリック・ロバーツ
ガーザ将軍:デイヴィッド・ザヤス
ガーザ将軍の部下:アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ
ブリット:ゲイリー・ダニエルズ
サンドラ:ジゼル・イティエ
レーシー:カリスマ・カーペンター
トゥール:ミッキー・ローク
Mr. チャーチ:ブルース・ウィリス
トレンチ:アーノルド・シュワルツェネッガー

「エクスペンダブルズ」
公開:2010年10月16日
配給:松竹
監督:シルヴェスター・スタローン
脚本:デイヴ・カラーハン、シルヴェスター・スタローン
出演:シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン
上映時間:103分
製作費:$80,000,000